コーヒーで認知症予防|20代から始める認知症対策

コーヒー
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コーヒーには健康に関する様々な良い成分がありますが、最近の研究では

認知症(アルツハイマー病やパーキンソン病)にも効果があることが判明しました。

どんな成分が効果があるのかご紹介していきます。

認知症(アルツハイマー病・パーキンソン病)の原因物質

今までの研究結果により、神経変性疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病など)の発症には

ある物質が深く関係していることが分かっています。

神経変性疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病など)の原因物質は、老人斑と呼ばれる

脳へのアミロイドβタンパク質の沈着物です。

この沈着物が長年蓄積していくことにより、脳細胞が徐々に死滅、委縮していき神経変性疾患が

発生すると考えられています。

このアミロイドβタンパク質の排出が上手くできている人ほど、神経変性疾患には

なりにくいという事です。

今までアミロイドβタンパク質は加齢により蓄積していくもので、対処しようが無いもの

だと考えられていましたが、このアミロイドβタンパク質を溜めないようにする成分が、

コーヒーに含まれることが分かりました。

アミロイドβタンパク質に有効な成分 フェニルインダン

フェニルインダンとは、コーヒーに含まれているクロロゲン酸から産生される成分の一つです。

コーヒーの苦み成分を構成している成分。

このフェニルインダンが、神経変性疾患の原因であるアミロイドβタンパク質の蓄積を

阻害する効果を持っていることが分かりました。

脳にアミロイドβタンパク質が溜まるのを防いでくれるので、結果的に神経変性疾患の

予防になるという事ですね。

コーヒーに含まれているフェニルインダンの効果的な摂取方法

フェニルインダンはコーヒー全般に含まれています。

インスタントコーヒーや缶コーヒーよりも、コーヒー豆に多く含まれるので、

コーヒーを飲むときはコーヒー豆を焙煎したものを選びましょう。

フェニルインダンはカフェインとは関係のない成分なので、

デカフェでもフェニルインダンの含有量は変わりません

しかし、焙煎具合によって多少の含有量の増減はあります。

一番多くフェニルインダンが含まれているのは深煎り

効果的な摂取方法まとめ

 ・焙煎したコーヒー豆の方がフェニルインダンの含有量は多い

 ・焙煎は、浅煎り<深煎り 

 ・デカフェでもフェニルインダンの含有量は変化なし




注意点

神経変性疾患にはコーヒーに含まれるフェニルインダンが効果的ですが、

それでも毎日沢山の量を飲むと体に変調をきたします。

特にカフェインの摂りすぎは良くないので注意が必要です。

厚生労働省により、カフェインは健康な成人は1日に400mg(マグカップで約3杯程度)まで

カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は

300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までと言われています。

コーヒーも薬と同じで、適量を守ることが大事です。

まとめ

 ・神経変性疾患(認知症、アルツハイマー病、パーキンソン病など)の原因は、

  アミロイドβタンパク質が長年脳に蓄積した結果。

 ・アミロイドβタンパク質の蓄積を防ぐ物質が、コーヒーに含まれているフェニルインダン。

 ・フェニルインダンは深煎りしたコーヒー豆に多く含まれている。

 ・コーヒーは1日に3~4杯程度までにする。

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