二日酔いになってしまうとツライですよね・・・
少しでも早く二日酔いを醒まそうと色々と対策をやると思います。
ウコン、しじみの味噌汁、ポカリスエットを飲んだり。
二日酔いにはしじみに含まれているオルニチンが効果的と言われていますが、
なんとキノコにはそのオルニチンがしじみの約7倍も含まれています。
キノコ料理で二日酔い対策を行って、気持ちよくお酒を飲みましょう。
二日酔いの原因
二日酔いになると全身のだるさ、頭痛、吐き気など様々な不快な症状に見舞われます。
一度その状態になってしまうと、なかなか元の状態に戻れません。
そしてその時に、「昨日あんな飲むんちゃうかった・・・」と後悔。
二日酔いになる原因です。
お酒が体内でどのように処理されているか
お酒は肝臓で分解されます。
お酒 ⇒ アセトアルデヒド ⇒ 酢酸 ⇒ 水 といった順番に分解されていきます。
アセトアルデヒドは、人体にとって有害な物質なので、肝臓は早くアセトアルデヒドを分解しようと頑張ります。
しかし、肝臓の分解能力を超えた飲酒をしてしまうと、分解しきれなかった有害物質アセトアルデヒドが体内に長時間残留してしまいます。
この状態が二日酔いとなります。
アセトアルデヒド
アセトアルデヒド:吐き気や動悸、頭痛などを引き起こす働きを持った有害物質
肝臓で処理しきれなかったアセトアルデヒドの血中濃度が高まると、二日酔いの症状が出始めます。
アセトアルデヒドの分解には個人差が大きく、分解速度が遅い人は少量の飲酒でも二日酔いになりやすくなります。
アセトアルデヒドの分解速度が遅い人は、フラッシング反応(顔が赤くなる、動機、眠くなる等)が出やすい。
フラッシング反応がある方はお酒が弱い体質なので、飲み過ぎないように気を付けましょう。
飲み過ぎ
人によってアセトアルデヒドを分解できる能力が異なる為、適切な飲酒量は人によって異なります。
フラッシング反応がすぐ出る人は、お酒の分解能力が弱い=お酒が弱い人です。
なので、お酒を一気に飲まない。水や食事と一緒にゆっくり飲む。などの対策が必要です。
二日酔い対策
二日酔いは基本的にアセトアルデヒドによって引き起こされています。
なので、自分の体質以上の飲酒をしないことが重要。
その次に、アセトアルデヒドをいかに早く分解するかが重要。
適切な飲酒量
二日酔いにならない程度に飲酒量を調節するのが重要です。
一般的にアルコールは摂取後すぐに体に吸収され、血中濃度は30分~120分後にピークを迎えます。
アルコールの分解速度の平均は、男性 約9g/時間、女性 約6.5g/時間
ビール瓶(中瓶)1本:アルコール約20g
男性でビール瓶1本のアルコールを分解するのに約150分ほどかかる計算です。
アルコール分解速度は体質によるので参考程度になりますが、こういった数値も意識して自分の飲める量を適切に管理しましょう。
アルコールの吸収を遅らせる
空腹時にアルコールを摂取すると、胃や小腸ですぐに吸収されてしまいます。
その吸収を緩やかにすることで、急激な体内のアルコール濃度の上昇を抑えられます。
事前に摂取するオススメは、タンパク質、脂質、食物繊維を多く含んだ製品です。
チーズ、ヨーグルト、海藻サラダ、納豆などのネバネバ系がオススメ。
体質によってどれが一番合うかああるので、ぜひ試してみてください。
アセトアルデヒドを早く分解する
水分
アルコールには利尿作用があります。
そのせいで、飲んでる最中によくトイレに行きたくなりますよね?
その結果、体内の水分がどんどん減っていき、アセトアルデヒドの濃度が高まってしまいます。
体内のアセトアルデヒドの濃度を薄めるために、アルコールと一緒に水分を取る事が重要です。
水分はジュース等ではなく、できるだけお茶か水を摂取するようにしてください。
ビタミン、亜鉛類の摂取
肝臓はアルコールを分解する際に様々な栄養素を使っています。
ビタミン、タンパク質、亜鉛などのミネラル類。
これらの栄養素を補充するためにも
タンパク質:豆腐や枝豆などの豆料理、脂肪分の少ない肉料理や魚料理
ビタミン:サラダや野菜料理
ミネラル(亜鉛):牡蠣等の貝類
これらを意識して飲みながら食べるようにしましょう。
アルコールには食欲増進作用があるので、揚げ物などの脂っこいものを食べたくなりますが、脂肪分は肝臓にとっては負担となるので注意してください。
オルニチン
オルニチンはアルコールの分解を助ける作用があります。
オルニチンを多く含んだ食品で有名なのが”しじみ”
しじみの味噌汁を飲むことで、肝臓の働きを助けて、二日酔いを防止することができます。
オルニチン協会の研究結果にも、飲酒翌朝のアルコール性の疲労が減少したとあります。
このように、オルニチンを効果的に摂取することが、二日酔い対策には重要です。
オルニチンの効果的な摂取方法(キノコはしじみの約7倍)
一般的にはしじみに多く含有されていると言われるオルニチンですが、実はもっと効果的な摂取方法があります。
それがキノコです。
キノコにはしじみの5~7倍ものオルニチンが含まれています。
オルニチン含有量(各100gあたりの含有量)
しじみ10~15mg
ブナシメジ140mg
こんなにも差があります。
オルニチンを効果的に摂取するなら、しじみよりキノコがオススメですね。
キノコだと炒め物など色々な料理に使えるので、しじみより使い勝手は良いですしね。
キノコのメリット・デメリット
メリット
二日酔い対策
肝臓でアルコールを分解する際に必要なオルニチンが大量に含まれている。
その為、翌朝の二日酔い等に効果があります。
美肌
オルニチンには細胞の代謝を促す効果があります。
オルニチンとビタミンB2の相乗効果により、お肌の状態が改善されます。
ストレス軽減
オルニチンにはストレス軽減効果があります。
ストレス軽減によって、寝付きも良くなって睡眠の質が向上します。
成長ホルモン
オルニチンには成長ホルモンの分泌を促す可能性が示されています。
加齢とともに減少する成長ホルモンの分泌を助けてくれると嬉しいですね。
成長ホルモンが分泌されると、筋肉が付きやすくなる、脂肪が燃焼しやすくなる、といった良いこと尽くし。
疲労回復
成長ホルモンとも関係しますが、オルニチンは疲労回復にも効果があります。
加齢とともに疲れやすくなったり、疲れが取れにくくなるので、キノコを食べて疲労回復しましょう。
食物繊維が豊富で便秘対策
キノコには他の野菜に比べて大量の食物繊維が含まれています。
食物繊維を多く摂取することで便秘解消などに繋がります。
椎茸やキクラゲがキノコの中でもより多くの食物繊維が含まれています。
キノコが苦手な人には
オルニチンを取りたいのにキノコが苦手・・・
という方には、もっと手軽にオルニチンを摂取できるサプリがオススメです。
サプリだと料理もしなくていいので、より手軽に毎日オルニチンが摂取できますね。
まとめ
・二日酔いの原因はアセトアルデヒド
・自分自身の適正量を知って飲酒するのが大事
・飲酒前もしくは飲酒中に、チーズや納豆などを一緒に食べると二日酔いになりにくい
・二日酔い対策にはオルニチンが効く。オルニチンを取るならキノコがオススメ
・キノコが苦手な方はサプリでもOK
お酒の飲み過ぎで体を悪くする前に、オルニチンで対策を!
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