こういった疑問をお持ちの方向けの記事です。
私が約半年間使った感想です。スノールは初めてでも使いやすいですが、洗濯物別に使い分けるのがベストです。
洗濯石鹸の種類
洗濯石鹸には液体と粉末の2種類があります。どちらも成分や性能は変わりませんが、使いやすさが変わります。
初めて洗濯石鹸を使う方は液体タイプの方が使いやすいのでオススメです。
スノールにも液体と粉末どちらもあります。
液体タイプ
とても扱いやすいタイプ。
洗濯石鹸の溶け残りを気にしなくて良いので、溶けにくい冬場も簡単に使えます。
使いやすい分、粉末タイプより値段が高いのが唯一のネックです。
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粉末タイプ
粉末タイプは液体タイプよりも値段が安いのが特徴で、コストパフォーマンスに優れています。
その代わり、洗濯のたびに粉末を溶かす作業が必要です。
これが意外に面倒で、水の温度が低い冬場は特に溶けにくいです。溶け残りがあると、洗濯物に白い跡が付いてしまうことも多々あります。
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洗濯石鹸のメリット・デメリット
洗濯石鹸には環境やお肌に良いというメリットが多いのですが、その代わりに洗浄力が弱いというデメリットがあります。
メリット、デメリットを比較していきます。
メリット
・環境や肌に悪い成分を含んでいない
・柔軟剤を使わなくても、ふっくら仕上がる
・柔軟剤を使わないので、タオル等の吸水性アップ
これらの内容を説明していきますね。
環境や肌に悪い成分を含んでいない
蛍光増白剤・香料・着色料・酸化防止剤を使用していない無添加のものが多いです。
子供から敏感肌の方など様々な方が安心して使えます。
市販の弱アルカリ性洗剤だと肌が荒れてしまう方は、洗濯石鹸のスノールを使うと治まるかもです。
石鹸を含んだ水は、短期間のうちに安全に分解されてるので、環境にも優しいです。
柔軟剤を使わなくても、ふっくら仕上がる
市販の合成洗剤と比べて、洗濯石鹸を使うと柔軟剤を使わなくてもふんわり仕上がります。
洗濯石鹸の場合は、柔軟剤の代わりにクエン酸を一緒に使うとよりふんわりに仕上がります。
柔軟剤を使わないので、タオル等の吸水性アップ
柔軟剤を使うことでふんわり感は手に入りますが、その代わり吸水性を失います。
柔軟剤を使うと、繊維の表面に薄い油の膜のようなものがあり、それが邪魔をして吸水性を悪くします。
洗濯石鹸の場合は、一緒にクエン酸を使うことで柔軟剤の代わりになります。
クエン酸の場合は、繊維の表面に油膜などは発生しないので、タオル本来の吸水性が発揮されます。
デメリット
・毎回粉を溶かすのが面倒
・粉を溶かすのを適当にやると衣服に白い粉が付く
・洗浄力はイマイチ
毎回粉を溶かすのが面倒
粉石鹸の場合は、洗濯のたびに粉石鹸を溶かす作業が必要です。
暑い時期なら洗濯槽に水を張り粉石鹸を投入。15分程回せば大体溶けていますが、冬場は溶けにくくなるので、桶などで40℃ぐらいのお湯でしっかりと溶かす作業が必要です。
溶けていない粉が残っていると衣服に白い粉が付く
粉石鹸をしっかり溶かせていない場合は、白い粉が衣服に付くことがあります。
もしくは、洗濯量に対して粉石鹸が少ない場合でも白い粉が衣服に付く場合があります。
粉石鹸を溶かす作業は地味にめんどくさいので、これが苦になる方は液体タイプをオススメします。
白い粉対策としては、クエン酸を一緒に使うことで多少の予防にはなります。
粉石鹸を使う場合は、遠慮せずに多めに使う方が良いです。
目安は、洗濯する衣服投入後も泡立っている状態をキープできていること。泡立っていない場合は、粉石鹸の量が少ない可能性が高いので、追い粉石鹸した方が良いです。
洗浄力はイマイチ
洗濯石鹸は酸性の洗剤となる為、皮脂(タンパク質)や汗の汚れへの洗浄力は強くありません。
皮脂汚れが付きやすい襟袖や、スポーツ衣服を洗う場合は洗浄力の強い弱アルカリ性がオススメです。
弱アルカリ性には酸性汚れ(皮脂汚れも酸性汚れの一部)を除去する力が強いので、しっかり洗いたい時は洗濯石鹸よりも、弱アルカリ性の合成洗剤をオススメします。
子供服や敏感肌の方で弱アルカリ性洗剤はは使いたくない! という方には、過炭酸ナトリウム粉末を溶かした40~50℃ぐらいのお湯に1~2時間付け置きすると皮脂汚れなどがかなり除去できます。その後、普通に洗濯石鹸で洗濯でキレイになります。
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スノールの特徴
・蛍光増白剤・香料・着色料・酸化防止剤・LASなどの合成界面活性剤を使用していない
・普段着、オシャレ着、子供服と幅広く使える
・昔ながらの製法で、天然保湿成分グリセリンを含んでいる
・粉石鹸と液体石鹸の2種類ある
・粉石鹸だと保管する容器、計量スプーンを自前で用意する必要がある
蛍光増白剤・香料・着色料・酸化防止剤・LASなどの合成界面活性剤を使用していない
スノールの一番の魅力です。このおかげで、子供服や敏感肌の方も安心して使用できます。
蛍光増白剤は食品衛生法上、調理用ふきんなどの調理に使用するものに対しても使用を禁じられています。
蛍光増白剤を使って洗濯した調理用ふきんでまな板を拭いて、その上で調理とかはNGです。
もしその調理したものが子供の口に入ったら、後々どんな影響が出るか心配です。
普段着、オシャレ着、子供服と幅広く使える
スノールは、綿、麻、レーヨンにも使用可能です。
無添加石鹸なので、市販の弱アルカリ性の合成洗剤に比べて衣服へのダメージも少ないので、大切な衣服を洗う時にもスノールなら安心です。
昔ながらの製法で、天然保湿成分グリセリンを含んでいる
スノールでは昔ながらの釜炊き製法「ケン化法」で、専門の釜炊き職人たちが丹精込めて製造しています。
この製法で製造すると、天然保湿成分のグリセリンを多く含む石鹸が製造できます。
そのグリセリンのおかげで、柔軟剤が無くても洗濯物がふんわりとした仕上がりになります。
粉石鹸と液体石鹸の2種類ある
スノールでは2種類を販売しています。
手間を考えると液体石鹸がオススメですが、粉石鹸に比べてコスパがかなり悪いです。
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粉石鹸だと保管する容器、計量スプーンを用意する必要がある
粉石鹸の場合、1kg、2kg、5kg、10kgのどれかから選ぶ形になり、紙袋やダンボールでの販売です。
1~2kgで購入した場合は、計量カップが付いていません。5kgから計量カップ付きです。
保管容器は乾燥から守ることが大事なので、100円均一などで販売している米びつがオススメです。
6kgタイプならスノール5kgも入るし、計量スプーンも貰えるのでちょうど良いですね。
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スノールを使った感想
約半年間、粉石鹸と液体石鹸の両方を使った感想です。
良かった点
・タオルの吸水性が格段にUP
・肌への刺激が少なくなり、かゆくなることが減った
・環境にも貢献してる気になれた
・液体石鹸だと通常の合成洗剤と同じように使えてめっちゃ楽
イマイチな点
・やっぱり粉石鹸を溶かすのは面倒 ⇒ 液体石鹸で解決
・粉石鹸の計量が難しく、粉石鹸不足で黒い服に白い粉が・・・ ⇒ 液体石鹸で解決
・スノールだけで洗濯すると、スポーツで使った衣服の汗の臭いが落ち切らない
・ふんわり仕上がるけど、柔軟剤に比べてイマイチ・・・ ⇒ 乾燥器で解決
・2回すすぎが必要なので、洗濯に時間がかかる
まとめるとこんな感じです。
まとめ:良かった点
タオルの吸水性が格段に良くなったことに一番ビックリしました。特にバスタオルが凄いです。一度試してもらうとめちゃくちゃビックリしますよ!
あと、肌への刺激がかなり減ってきて、かゆくなる事がほぼ無くなりました。
子供や敏感肌の方で悩まれている方は一度洗濯石鹸を試す価値があります。当然人によって合う合わないはありますが・・・
まとめ:イマイチな点
イマイチな点の2トップは、粉石鹸を溶かすのが面倒。洗濯に時間がかかる。です。
粉石鹸を溶かすのを何度か失敗したのちに、液体石鹸に変更しました。コスパは粉石鹸に比べて非常に悪いですが、その分手間が格段に減りました。計量して入れるだけで完了。
時間がかかるのは仕方がないですね。すすぎ2回が必要なので。これは時間に余裕をもって選択するしかないですね。
洗濯石鹸に切り替えて初めに思うのが、「思ったよりふんわりしてない・・・」問題でしょうね。クエン酸を入れても劇的にふんわりするわけではありません。
そこで私は乾燥機を使うことにしました。乾燥機には衣類をふんわりさせる効果があるのでこれを利用したところ、めちゃくちゃふんわりしました。
ちょっと手間ですが、普段の洗濯であれば10~20分程度の乾燥時間で十分なので、近所にコインランドリーがある方は一度試してみてください。正直、クセになるふんわり具合です。
スポーツに使用した衣服類は、面倒ですが過炭酸ナトリウムで付け置きしてから洗濯するようにしています。これでも汚れが落ちない場合にだけ、弱アルカリ性の合成洗剤を使って解決しています。
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